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暴落の傾斜計

暴落は無予告では来ない。だが単独の指標は必ず外れる。——だから5つの前兆を同時に見て、いくつ灯っているかを数えます。運営者の著書『暴落は、減衰する』の枠組みを、そのまま毎日自動で採点したものです。過去の6大暴落にこのメーターを当てはめた再現は「あの日の株レーダー」で見られます。

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傾斜計は「燃料」を測る。着火は「もう火が付いたか」を測る

左の5つは、崩れるための燃料がどれだけ溜まっているかを見るものです。時間軸は半年〜1年。灯っても、すぐには落ちません。
右の7つは、実際にもう崩れ始めているか。時間軸は1ヶ月です。運営者が過去26年のデータで検証し、実際に差が出た指標だけを残しました。燃料が溜まっているだけなら備える時。燃料と着火が揃ったときが、いちばん危ない——それが上の総合判定です。

なぜ「5つを同時に見る」のか

逆イールドは早すぎます。CAPEはタイミングを当てません。騰落レシオは底を当てるのが得意で、天井は苦手です。どの傾斜計も、単独では必ず外れます。

だから1つでは判断しません。5つを同時に見て、いくつ振れているかを数える——これが『暴落は、減衰する』の中心的な考え方です。1つや2つなら様子見でいい。4つ、5つと同時に灯ったとき、砂山は崩れる寸前まで育っていると判断します。

点灯は「逃げろ」ではなく「備えろ」

ここが最も誤解されるところです。逆イールドが灯ってから株価が天井をつけるまで、半年から1年あります。景気後退入りまでは1年半ほどかかることもあります。点いた瞬間に売ると、その後の上げ相場をまるまる取り逃します。

過去の主要な逆イールドを見ると、発生から景気後退入りまでの間に、ダウ平均は11%から34%上昇しています。傾斜計が振れても、宴はまだ続く。だからこれは「必ず当たる予言」ではなく、「警戒を強めるべき理由」にすぎません。

1998年には、アジア通貨危機の余波で逆イールドが短く発生しました。だがそのあとに来たのは暴落ではなく、ITバブルによる力強い上昇相場でした。この時点で全ての株を売っていたら、その後数年の大相場を丸ごと逃していたことになります。

📡 運営者の使い方

私はこれを「現金比率をどこまで上げるか」の判断にだけ使っています。2つ以下なら普段どおり。4つ、5つと灯ったら、割高だと自分で感じている銘柄や、含み益が大きく乗っている銘柄から一部を利益確定して、買い向かうための弾を用意します。全部を売る必要はありません。大事なのは「暴落が来たときに買い向かえる現金が手元にあること」です。損切りは常に置きます(私は1銘柄あたり−5%で必ず切っています)。株数の計算は発注前チェッカーで出せます。

データが取れなかった傾斜計は「消灯」にしません

5つのうちどれかが取得できなかった日は、「未判定」として表示し、点灯数には数えません。同時に「灯っている可能性を排除できない」と明記します。データが取れないことを「安全」と表示するのが、いちばん危険な嘘になるからです。

本の採点は執筆時点、このページは毎日

『暴落は、減衰する』の第5章では、執筆時点の相場を5つの傾斜計で採点しています。本の最後にはこう書きました——「この採点は、今日のものだ。相場は生きている。数字は、日々、動いていく。だからこそ、一度読んで終わりにせず、時折、この5つの傾斜計を、自分の目で確かめてほしい」

このページは、その「確かめる」作業を毎日自動でやっています。実際、本の執筆時点と今とでは、灯っている傾斜計の組み合わせが変わっています。

⚠️ これは投資助言ではありません。表示しているのは公表データから機械的に算出した客観的な数値と、その判定基準です。将来の相場を予測するものではなく、売買を推奨するものでもありません。傾斜計は「行動のきっかけ」ではなく「行動の確率を引き上げるもの」です。投資の最終判断はご自身の責任でお願いします。

あわせて使う

📕
このページの元になった本:『暴落は、減衰する』

5つの傾斜計の読み方、暴落がなぜ「終わる」のか(大森公式・余震理論)、現金比率の決め方、分割での買い向かい方まで。このページは本書 第2章・第5章の枠組みを自動化したものです。

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